8/pLanet!! 6thLIVE 「A day/Years」感想 ~待ちに待った6th、待てない銀テ~

待ちに待った6thライブ

7月3日豊洲PITにて8/pLanet!!(以下ハニプラ)の6thライブに行ってきました! ハニプラとは8 beat Story♪(以下エビスト)というアプリゲーム発の女性声優8名のユニットです。この記事ではそのライブの感想を書いていきます。

さて、前回の5thライブ(ブログにも書いた)が2020年1月ということで今回の6thライブは2年以上間が空いた久しぶりのライブになります。MCでも言ってたと思うのですが、その5th~6thの間の日数が888日とのことで、どこまで数字にこだわるんだよという恐怖さえも感じました。エビスト、そういうとこある。

私が初めて参加したハニプラのライブが5thなので、ナンバリングライブ参戦はこれが2回めになります。一応それまでの間にクリスマスイベントがあったりして全くライブ参加できていないというわけではありませんが、やはりナンバリングライブは思い入れや意気込みも変わってきます。

5thライブで初めてハニプラのライブを体験して、他の楽曲も少しずつ聞いて、アプリのストーリーも追い、配信番組も追って、それでもなんだかハニプラがわかったようなわからないようなそんな感覚でいました。今まで互いに一方通行で想いの答え合わせができないような感覚だったのでしょう。この6thライブを経た今ならわかりますが、ライブで双方向に通じ合える(と感じる)環境というものはとてつもなく尊いというわけです。

今回の6thライブ、本当に行ってよかった。とにかく言いたいのは

ハニプラのすべてがそこにありました。

この記事では各曲の感想を述べて、最後にちょろっと総括したいと思います。

各曲所感

ライブの感想というより楽曲の感想になってるところが多々ありますがご容赦ください。

Precious Notes

エビストを知った時期もあってか、私にとってハニプラの全体曲といえばこの曲。加えて、アプリゲームのタイトル画面で使われている曲ってのもあるかもしれない。 (あれいつか変わるのかな?)

そして、今回のライブの衣装も初お披露目。魔法少女っぽさと学生っぽさが合わさった可愛い衣装でした。ハニプラのライブは衣装にも力が入っていて、毎回素敵なものが見られて嬉しいです。メンバーによってい色が違うのはもちろん、ところどころ個性が詰め込まれていて芸が細かいです。

5thの感想でも書いたかもしれないけど、この曲のひたむきさというか誠実さが好きなんですよね。他のハニプラ曲もそうですが、ちょっと小っ恥ずかしくなるくらいメッセージがストレートに乗せていて、それがライブだと結局一番強く胸を打ったりします。

そして、全体曲からライブが始まるのは珍しいとのこと(確かに!)

ファンタジア

続けてハニプラの原点的な曲であるファンタジア。 始まりや未来を感じさせる清々しい曲で、2曲目に相応しいなと素直に思ってしまいました。 そして「長い期間ライブで披露されていない」ということは知っていた曲。 きっと初期から追っている人にとってこの上なく待ちに待った瞬間なのでしょう。 私自身「これが噂のファンタジアか…」とアトランティスでも見つけたような気持ちでした。 なにより、6thライブの始まりを5th頃から入った人には印象深いPrecious Notesと古参ファン念願のファンタジアという2曲両方をやってくれたというのが嬉しいですね。このライブの懐の広さを象徴してますね。

忘れてならないのは、この曲で銀テープが早くも発射されたということ。他のコンテンツだとライブ終盤に使われがちなのですが、どうやらこのエビストにとっては銀テは開幕のファンファーレ的役割なのかもしれない。まぁ銀テープはなんぼあっても嬉しいですからね。5thライブを振り返ると、銀テープは4曲目という十分早い発射でしたが、今回はそれよりも早い2曲目で発射されたことになります。この調子だと7thはライブ前に銀テープ発射される可能性がありますね。

スーパースター

さっそく新アルバムである「Terms/Years」から1年生組の1曲。

アルバムでも最初の曲となっています。1年生らしい愛くるしくも力強い健気な曲です。 今は小さい存在だけど、憧れに向かって進むという不屈の精神を感じる曲で、そういう意味ではPrecious Notesとも近い曲なのかもしれません。 振り付けがめちゃくちゃ可愛かったという覚えがあるのですが、どんなだったかは思い出せない・・・

また、今回のライブはステージの後ろには巨大なモニターがあり、この曲では特撮ヒーロー関連のモチーフがコミカルに映し出されていて良い仕事してましたね。

キミが好き。

これもまたアルバムからの新曲。 曲調も歌詞もハニプラらしいというか想いを素直に伝えようとしてくれる感じが好きだな。そもそもタイトルがこの上なくストレートだった(今更)

ハニプラには隠喩が多い抽象的な名曲もあってどっちがいいというわけではありません。ただ、音楽の持つ力っていうものを信頼して精一杯メッセージを音に乗せて届けてくれるのがハニプラらしいというか人間サイドの音楽だなと思いました。

トキメキの15センチ

この曲は5thライブで最初に披露された曲、つまり私が初めて目にしたハニプラ曲です。 初々しい感じがキュンと来ます。 なにより、静寂に包まれた会場で「あのね」が響く瞬間には音源では決して得られない感動がありますよね。

他の曲でもそうですが、一言に全てを込めるその瞬間に息を飲んでしまいます。 セリフに近いという意味ではまさに声優さんの本領発揮って感じで、その一瞬にしっかり感情の機微が表現されてて感心しちゃいます。(次の曲とかも顕著ですね)

あと、振り付けが可愛い定期。

Sugar Sugar Bee

え〜!?

流れ的に来るのかもしれないけど、来るとはこれっぽっちも思っていなかったので一瞬混乱しちゃいました。どうせ夜のリクエストシャッフルライブでやるだろうという油断。完全に舐めてたぜ。

甘い歌詞の中「恋の毒で熱がすごいだ」と急に「毒」という強烈なワードが入ってくるのが最高。あと、「世界は恋で回ってる」とか「恋」という個人的な矮小な概念を使って「世界」という巨大なものに接続させる系の歌詞がめちゃくちゃ好き。そもそも私が「世界」という言葉が好きなのかもしれない。世界って言葉は閉塞的な使われ方と開放的な使われ方があると思っていて、これは閉塞的なものだと思うんですよね。世界をぎゅっと縮めて個人的な感情にまで例えるという手法です。逆に次曲「cresc. style」に出てくる「世界」はどちらかというと開放的なもので自分の知っている領域の外側を表現しているように感じます。 まぁ色々言いましたが、私はSugar Sugar Beeの閉塞感が大大大好きということです。

ここまでときめく恋の歌を三者三葉な角度で3曲つなげることができる層の厚さもハニプラの強みだなぁと改めて感じる瞬間でした。

cresc. style

ここからのパートはおしゃれで楽しい曲パートになり、全身でリズムに乗れるような曲が続く。cresc. styleは等身大の女の子っぽいポップな曲でおしゃれな街並みを歩いているような気分になりますね。こういう曲、実はハニプラにあんまりなかったりして?

そして、バックモニターにはこの曲のジャケットイラストも映し出されていました。改めてエビスト楽曲のジャケットっていいよなぁと感動してしまった。ちな、エビスト公式Twitterで1stアルバムのジャケットが公開されているので遡ってみることをおすすめします。

BoyFriend

マジでこの曲よりクラップ楽しい曲知らん!

やはりこの情勢においてクラップ曲は大きなバフを得ますね。 なんといってもこの日は生バンド。ドラムの音を全身で感じられるので楽しいことこの上なし。 リズムに合わせ縦に跳ねながらクラップを加えると最強です。

「BoyFriend」って音源で聞くと焦燥感と切なさが強い印象なんですが、ライブだと弾む鼓動が勝っていて恋を楽しんでいるような印象になってその二面性に気付かされます。

話は逸れるのですが、このライブの前日に「髭」というバンドのライブに参加したのですが、ツインドラムの心地よすぎて腰痛が治ったんですよね。 なるほど、生ドラムは万病に効く。

RapidRock

5thと同じこと言ってそうですが、振り付けが工夫されてて好きです。トランプモチーフの曲で手でハートとスペードを作るところがわかりやすいです。 このパートは軽快で小気味良い曲が続いて心地いいですね。

RapidRockはエビストを知って初期の段階で聞いて好きになった曲で、それをまた5thライブ→6thライブと連続で聞くことができて嬉しかったです。

じゃじゃ馬 Typhoon

100万回言われてますがタイフーンにまつわる曲は名曲がち。

アルバムの中で一番ライブ映えするだろうなという予想を決して裏切らない最高に盛り上がる時間でした。

ダンスの振り付けも特徴的で(言葉で上手く表現できないんですが…)ズバッと感というかコミカルな感じが良かったですね。

そして、ハニプラと台風というときっと5thライブが台風で延期になったという悲しい出来事を思い返すことでしょう(当時はまだエビストやってなかったので伝聞ですが・・・) ただこのエビストというコンテンツは転んでもただでは起きないというか現実の出来事を反映しがちなところがあり、この曲もその方向性を感じます。 どんな逆境というじゃじゃ馬も乗りこなす胆力を感じる曲ですよね。ただノリが良くて楽しいってだけでなく、まさにハニプラというグループの胆力を如実に表現された名曲だと思います。

Loudness

格好良くて激しい曲が続くこのパートの始まりはアルバムからの新曲「Loundness」

ここのパートからはブチ上がりまくりでライブ特有のトリップ状態でした。 生バンドだと全ての音が全身を駆け抜けていく感覚が強くてまた一段とハイになれちゃいます。 そして、毎度エビストのライブはライト等のステージ演出がかっこよくて、それもまたこの高揚感の一翼を担ってますね。 特にレーザーは他の声優ライブと比べると明らかにおかしいレベルで力入れてたりします。

Toi et Moi

イントロのSEで会場の皆さんは察して即座にテンションが上がったことでしょう。 私自身、改めてこの曲の火力というものに驚かされました。

この曲、本当に楽しすぎるんですよね。

Aメロでのクラップ、サビでの振りコピ、キャラの個性的が出るソロパート、ゴリゴリのバンドサウンドなど、ライブで映えるツボを全て押さえている。この情勢でもライブで聞く度に際限なく好きになってしまう恐ろしい曲です。

Error

からのErrorですよ。欲張りセットか何かですか?

イントロの隣の人と腕を絡ませるような振り付けが印象的でした。ライブ後のニコ生からの情報なのですが、この曲の前は社本さんが連続でステージに立っていたので腕を絡ませる隣のメンバーに「汗かいてるかも」と言っていたらしいです。確かに振り返ると社本さん八面六臂の大活躍でしたね。そりゃ汗もかきますわ。

これもまたToi et Moiに続きライブでテンションの上がるテンポの早い曲で、このパートにぴったりでした。この畳み掛けてくる贅沢なセトリには驚かされてばかりです。まぁ、このあともやばいんですが・・・

Minus

社本さん「LoundnessやったのにMinusもやるの?って思った」←私も完全にこれになった

まぁ、Minusは毎回やったとして誰も文句言いませんからね・・・ やっぱり一番強い曲だよMinusは。

さて、ここでこのライブが初参加となった荻野さんの話をしましょうか。 去年、神楽月役として新しく荻野さんが演じることになり、今回のライブが初めてらしいのですが嘘やろ?って思いましたね。歌もダンスも初めてとは思えず「ハニプラ初期からいましたっけ?」と言いたくなるほど。

ラスサビ前の「ねえ、僕を消してくれ」のところはかなり期待されるパートでプレッシャーもあったはずですが、かっこよく歌い切っていました。予想を超えるパフォーマンスを感じたと共に、これからの進化も楽しみになる瞬間でした。

Good day, Mr. Liar

和氣さんと山下さんがジャケットを着て登場。和氣さんの方は前のファスナーを閉じていたのですが、山下さんの方はファスナーが開いていて、しかもお腹が出ているではありませんか。今回のライブ衣装もですが山下さんの衣装ってレギュレーション緩いんですかね? とにかく(閑話休題)、専用衣装を用意されているほどこの曲に対して力を入れているのがわかりますね。

そして、全体的な流れの話になりますが、ここからのパートしんどくないですか?

ストーリー絡みの話にはなりますが、人間の音楽を続ける上での苦悩や行き詰まる辛さを思わせるような、加えて現実の音楽業界にも接続しているような、そんな曲にも感じます。 歌唱キャラの彩芽とゆきなってハニプラの中でも大人っぽい OR 大人の事情を知っている 2人のもあって、嘘ばかりの世界に半ば見切りをつけている歌詞が余計に刺さりますね。

次の曲もそうですが、息苦しさのある悩ましい曲が続きます。ただ、そんな中でも最後には希望というか前を向こうとする言葉がそっと添えられていて、そこがやはりハニプラらしいなと思います。

「くだらない日々にもう一度向き合ってみようかな」

あと、ここからは私が気ままに感じたことなのですが… この曲のMr.Liarって俺(たち)のことなのかなって勝手に勘繰っちゃって、無駄に罪悪感を覚えてます。(これ、もしかしてライブで永遠を誓ったくせに次のライブには来なくなった嘘つきたちのこと歌ってたりする?)

Empty trip

暗転時に2つの椅子が置かれて「これは・・・秘密の部屋の女の子か!」と思い覚悟を決める…だが、よく見ると椅子の形が秘密のそれとは違っていたので勘違いだった。

(まぁ夜の部で秘密の部屋の女の子やってくれたんですが)

さて、Empty tripですが、ここに来てやっと会場が落ち着いた空間になりましたね。 そして、今回のライブは先述の通り唐突な衣装チェンジがあって油断ならない。この曲では2人とも淡い色のマントも付けていて可愛かったですね。

合間合間には椅子に頭を預けるような振り付け(?)でこちらもなんだか眠くなってくる。 危うく「明日も早いのに」という歌詞にダメージを受けるところでしたが、月曜を休みにしていたのでノーダメで済みました。

なんといってもこの曲、天野さんと澤田さんという2人の声が神がかってますよね。こんな澄み切った癒やしの声を出せる声優が2人も同じユニットにいていいんですか?!

あの夏の僕らへ

なんかこういうノスタルジックな夏を感じさせる曲を聞くと夏への憎悪も薄れて「まぁ、暑い季節もわるくないな」と思ってしまう。 (まぁ、外に出た瞬間に暑いのはクソ!となるんですが)

この曲、学生たちが歌っているにしてはあまりにも長い月日を感じさせる郷愁があります。 事実エビストは6年の間続いていて、この曲に託すには十分すぎる歴史があって説得力も増している気がします。 この後に続く曲たちもそうですが、今までとこれからをつなぐ文脈が感傷的な雰囲気を成して涙を誘います。 しかも、昔から変わらない自分、夢を叶えられていない自分をひたすらに見つめ直している歌詞なんですよね。前半の曲にあった無邪気な憧れがここでは裏返ってしまうんです。時間の残酷さを感じる曲ですね。

でも、それでも、やっぱり最後の最後には、「描いた夢の続きを見つけるよ」ともう一度前を向くんですよね。書きながら泣いてます、今。

BLUE MOON

切ないバラードが続き、楽しかったライブも終盤だなぁと今までの楽しい時間に思いを馳せてしまう。

「これからもずっとよろしくね」

この曲、まさにこの一言に尽きる。 「よろしく」って単純ですけど、これからの繋がりを誓うような、それでいて程よい距離をおいているような言葉で絶妙なんですよね。

別れを感じさせる悲壮感のある曲調ではあるものの、未来への強い想いが込められているところがこの曲を深みのあるものとしている気がします。

その時々の文脈によって聞こえ方/感じ方が変わり、その日のセトリにぴったりとはめ込むことができてしまう力がこの曲にはあります。

Still…

会場が完全に2人だけの世界になる異様な時間でした。

今回、例のストールは付けてなかったですね。艶めかしい振り付けが印象的だったからなのか後になって「そういえばストールなかったな」と気づいたくらいでした。 というよりは、ストールがない分、寸止め感のある振り付けになって妖艶に感じたのかもしれません。

この曲もまた思春期特有の心の叫びが伝わってきて胸が張り裂けそうになります。

Fork in the road

Still…の後に連続で!? 期待はしていたけどもまさかやってくれるとは…

この流れ、スマホアプリの方のメインストーリー文脈を重ねてきていて辛すぎます。

てか、13章見ました?ネタバレ注意です。

13章で杏梨と彩芽の未来の行き先が離れ離れになることが判明しましたね。その境遇を知った上でのこの曲で表現される分岐路という言葉が強烈なんですよね。ちゃんとストーリーを追っているとより深い心情を汲み取ることができるというのが素晴らしいセトリですね。

Shout Out

はい、この曲を待っていました。この曲をやるかやらないかで今回のライブのメッセージが変わると言っても過言ではありません。しかも、アンコール前の最後の曲に置いてくれました。

現実の出来事とリンクさせがちなエビストですが、まさにこの曲はここ数年のコロナ禍を思わせる曲です。この曲のめちゃくちゃに虐げられても立ち上がり走り続けようとする姿勢にまたもや涙腺が刺激されてしまいます。

他のコンテンツはあまり詳しくありませんが、エビストほどにこの情勢だからこそ伝えられることを伝えようとする熱意のあるコンテンツはないような気がします。オンラインライブとかどこもやってない攻めたやり方してましたもんね。

現実とのリンクだけでなく、アンドロイドの音楽を前にして苦悩するメインストーリーにも重なる部分もあり、本当によくできた曲ですよね。それと同時に、このライブにおける曲の積み重ねを上手くこの曲に繋げられているなぁと感心してしまいます。

〜アンコール〜

SUMMER BEAT

エビストは104曲あるので未だに聞き逃していたり良さに気づいていなかったりすることがあったりして・・・ この曲も実は今まであまり聞いてこなかった曲で、このライブで良さに気付いた曲でもあります。

なんだかんだこういう季節を感じさせる曲をやってくれるのは嬉しいですね。 いつか屋外ライブとかで声出しありでまた聞きたい曲です。

そういえば、5thライブの時もアンコール後に季節に合った曲を入れてくれてましたし、これからの定番パターンなのかもしれませんね。

Time Progress

1行目の歌詞から「よろしくお願いします」が出てきてたまげる曲。 5thライブでハニプラというユニットに「よろしくお願いします」をして888日、ハニプラ側も私の「よろしくお願いします」を忘れずにいてくれたんだね(泣)

このライブに来た人は誰しもどこかのタイミングで「よろしく」があったはず。その瞬間から今体験しているこのライブを思い返してしまうだろう。

今までの楽曲では「伝えるって難しい」「伝えるから受け取ってね」というようなメッセージを重ねた上で「ちゃんと受け取ってくれてありがとう」というアンサーをしてくれるこの曲が愛おしくて仕方ない。歌詞の中に何度も繰り返される「ありがとう」に心の中で「こちらこそありがとう。これからもよろしく」と叫んでいるうちにかけがえのない時間は過ぎ去っていってしまった。

セトリについて

いや〜初期の楽曲から最新アルバム曲までハニプラの素晴らしさを詰めこんだようなセトリでしたね。きっと6年追い続けている人も昨日ハニプラを知った人も両方楽しめるライブだったと思います。

アルバムの曲順と近い順序で新曲が披露されている点も凄い。このライブ自体が「Terms / Years」を表現しているようなセトリになっているとも言えますね。各パートで統一感のあるテーマでまとめつつ、全体の流れや曲順でストーリーを紡ぎ、メインストーリーや現実を想起させる構成は神業と言わざるを得ません。

まだまだハニプラには曲があるはずなのに、なんだか全て聞くことができたと勘違いしてしまうほどの網羅性もありました。困ったことに他の曲もめっちゃ良い曲ばかりでどうしてもあれが聞きたかったというのは出てきてしまいますけどね…だからきっとライブにまた足を運びたくなるんでしょう。

それにしても整った論文みたいなセトリでしたね。これ考えた人セトリ学の学位とか持ってます?

MCについて

合間合間にあったMCパートの話を少し。色々あったと思いますが、まず1つだけ言いたい。

メイ役の澤田さんの最初の挨拶が成功したこと。

5thではそこで噛む?ってところで噛んでたの今回は上手くいってよかったですね。どうやら前回のアレはエラーとのことです。

あと、MCで吉村さんと澤田さんが隣同士でこそこそ話したりして笑っている場面が度々あったところが印象的でした。こういう口角が上がっちゃう情景を見られるのもまたライブの良さですね。

そして、社本さんが涙ながらに6thへの想い、5thから6thへ数字をひとつ進めるまでの年月について語っている姿も印象的でした。やはりハニプラの中心には社本さんがいて頼もしい存在だなぁとMCでの熱い言葉を受け取る度に思います。

MCの話から離れてしまいますが、ライブ後のInstagram投稿に付いている文章とか見ると社本さんのハニプラへの想いが凄い伝わってきておすすめです。

発表事項

今回のライブの最後に発表されたことも一応残しておくと以下の通りです。

これは嬉しすぎる!!!!! 待っていたというよりはもはや諦めていたサブスク配信が決定だなんて夢のようです。ライブにまで来てる人はだいたい曲揃えてそうですが、これほどまでにサブスクで盛り上がるのは良い傾向ですね。何様だよって感じですが、コンテンツは閉じているより開いてる方が良いですから。いつ開始なのかは発表されなかったですが、それまでにどの曲を最初に布教するかっての考えたいですよね。ちなみに私が初めて聞いたエビスト曲は「秘密の部屋の女の子」です。

そして、メインストーリーの追加。13章が「ここで終わりなの?」って感じだったので、早く続きが見たくて仕方ありません。 それと同時にこの先の展開が怖いです。どうなっちゃうんだよ、おい・・・

新曲と新アルバムも嬉しすぎる!!!!! 個人的なあるあるなんですが、特定のコンテンツにハマってしばらくすると新曲にピンと来なくなることが多いってのがあって、おそらく初めて知った時の驚きや刺激を超える体験が得られないことに起因すると思います。 ただ、エビストに関しては「Terms/Years」が期待を超えたド名盤だったので、次の曲にも不安や失望もなくただ純粋に期待できます。

他と比べてしまうと遅い進み方かもしれませんが、着実にエビストは前に進んでいて新しい物語が紡がれていることを感じることができます。サブスクをきっかけにいろんな人達にエビストの魅力が伝わって、いろんな人に彼女たちのメッセージが伝わればいいなって思います。

おわりに

久しぶりのハニプラライブでしたが、やっぱり良いものですね。 ストーリー、音楽、ライブそして現実が相互にリンクするこのエビストというコンテンツを今も追うことができていることが何よりも嬉しいです。新情報もたくさんあって楽しみがいっぱいですね。 「A day/Years」というタイトルがぴったりのハニプラが歩んだ長い積み重ねを感じさせる奇跡のような1日でした。

そういえば座席も悪くなくて5列目くらいだったので演者さんの表情までちゃんと見ることができました。ただエビストに関してはライブの演出も素晴らしいので後ろの席は後ろの席で良い見え方することもありますね。

帰り道はライブでやった曲は実はハニプラの良い曲全てを詰め込んでいただけなのでは?と思って別の曲を適当に聞いてみたんですが、どれもめっちゃ良くて参っちゃったよ😅

最後にライブ後の豊洲PITの写真、雨は止んでいたけど空のご機嫌は斜めって感じ。なんだかハニプラとの思い出に太陽はいないことが多い気がする。北陸かな?

思い出の地 豊洲PIT

(リクエストライブは?)

同日夜に開催されたリクエストライブの方ですが、ちょっと感想とか書ききれないので、以下のツイート群で気持ちを受け取ってください。

ちなみに、歌詞と共にエモい感じでレモン系飲料を撮影する達は「走り出せ心 レモネード」で画像検索すると見つかります。

あと、吉村さんセンターのSugar Sugar Beeは最高。

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