小林美晴観劇部活動記録

劇団MIXさんの舞台「喰う寝る処、夢追う処」を観劇しに行った話です。

発見

時は2017年11月14日

Twitter上のとあるツイートが話題になった。

そう、あの帰宅部活動記録で部長の道明寺桜役で有名な小林美晴さんが演劇に出演するのでは?という情報が流れたのである。

その日は奇しくも同じく帰宅部活動記録の安藤 夏希役である木戸衣吹さんの20歳の誕生日だった。

鑑定結果

Twitter上の画像だけでは本当にあの小林美晴さんなのかは断定できない状態のまま数ヶ月の月日が流れ、劇団の公式Twitterにてまた新たな情報が流れた。

この動画内で初めてこの演劇に出演する小林美晴さんの声が公開された。

その声はどう聞いても**“あの声”**だった。

Twitter上の小林美晴鑑定士たちも出した答えは「う〜ん、これは小林美晴!w」だった。

劇へ行った話

と〜〜いうわけで!!数年ぶりに小林美晴さんの声が聞けるならと実際に劇を観に行きました。

今回の劇の看板

場所は池袋GEKIBA。キャパは小さめで50~80程度。 公演日程は3/17, 18の二日間で一日に3回公演で計6回の公演となります。

舞台での小林美晴さんついて

劇が始まるまでの間、本当にあの小林美晴が目の前の舞台で演技を見せてくれるのか、一抹の不安を持ったまま席に座っていました。 そして、劇は始まり、小林さんが姿を現し声を発しました。 不安は安堵へと一瞬で変わりました。 YouTubeの動画で声を聞いていたとはいえ、本物を前にし私は自然に頬が緩み安心しました。 これはまさしく帰宅部活動記録の部長を演じた小林美晴さんの声だと。 そして、こんな近くで見ることができているという奇跡に色々とこみ上げるものがありました。 見た目の変化は多少ありますが、2013年頃の時よりも大人になったなぁと感じました(まぁ実際大人になったんですけど)。

小林さんが演じた「あやか」はシェアハウスの家事を一人で担う世話焼きで同居人たちの夢を応援する優しい人柄の役でした。 劇中であやかは夢を諦めようとする同居人に強く激励するというシーンがあり、かなり叫びに近い声で演技していました。 これはアニメでは聞くことができなかった新しい一面だなと感じました。 そして、会話中にぶっきらぼうに受け答えをする場面などは可愛げのある特徴的な抑揚で帰宅部部長を感じることができてとても良かったです。 また、小林さん以外の役が話す場面でも日常的な動作を自然な感じで表現していて声だけでなく動作でも充分に役に入り込んでいたと感じました。 シェアハウスの同居人たちが手押し相撲するシーンではあやかが応援をするのですが、ここの場面での無邪気にポンポン振る演技がとても可愛かったです。

劇自体について

劇のおおまかなストーリーは「夢を追う若者が住むシェアハウスに偶然集まってしまった同級生たちが、小学生時代の謎を追う」というものです。 正直完全に役者目当てで来たので劇の内容自体はあまり期待していませんでした(失礼)。 しかし、夢を追う人にはハッとするような場面があり、役者たちの思いがダイレクトに伝わってくるような劇で良かったです。 劇全体を通して伏線を盛り込んでいたり登場人物も個性的だったりと飽きさせない作りになってました。 小林さん含め他の役者さんたちも魅力的で、しっかりと稽古をして挑んでいるなぁと強く感じました。

面会タイム

あらかじめこういった小劇場に来たことがない人に説明しておくと、終演後に面会(もしくは見送り)という時間が設けられる場合があります。 役者の身内や友人間での面会が主だが、ファンとの交流の意味合いも強い。 地下アイドルでいう物販タイムみたいな時間かな?

そこで小林美晴さんと少しお話することができたので、その時の内容を少し書こうと思います。 会話の流れをそのまま書くのもアレなので要点を箇条書きにしたいと思います。 実際に発した言葉と全く一緒というわけではないので言葉の意味合いだけ受け取ってください。

  • (「アニメの時から応援してます」という言葉に対して)何年も空いてしまってるのでまだ覚えてくださる人がいるなんて嬉しい

  • 現在、SNSをやる予定はない

  • いつかアニメのお仕事もやって早くみなさんに見える形で活動したい

  • でも、今は勉強中でいろいろ吸収したいとのこと

  • 今回の舞台の4, 5ヶ月前から稽古していた

  • チラシの表にある浴衣の女性は小林美晴さん

  • 舞台をやるのは今回が初めて

  • 2日目の2回目公演の時点ではは喉の調子がダメかもと思ったけど、最後の3回目公演は全力を出し切れた

いろんな人生、いろんな活動がある

本当に今回の劇団MIXさんの舞台を観ることができて本当に良かった、行くだけの価値があったと感じました。 帰宅部活動記録をきっかけに多くの人たちを魅了した声ですが、それ以降ほとんど声を聞く機会はなく不安になったファンも多いと思います。 もう二度とあの声を聞けないのだろうか?もうあの姿を見ることはできないのだろうか?そんな思いを胸にこの空白の数年を過ごしたことでしょう。 そして、これからもしばらくは空白の期間ができるかもしれません。 それでも本人にとっては決して空白ではなく、演技についてたくさん吸収・成長をしている最中なのでしょう。 だからこそファンは長い目でじっくりと待つことが大切であり、そしてまた今回のように表に出る場面があったらキャッチできるよう日頃からアンテナを張らなければなと思います。

人それぞれ"今しかできないことがしたい" わけで、その時間は停滞ではなく"はじまってる"のです。

となんかワクワクDAYS☆の歌詞とこじつけてそれっぽい感じにしておーしまい。

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