ジジイとチョコモナカジャンボ

長く眠っていた下書きからの投稿

最近はもっぱらチョコモナカジャンボ。

きっかけ

チョコモナカジャンボに目覚めたのはN年ほど前、家から最寄りの駅まで歩いていた時のことでした。 椅子があったのか、階段があったのか忘れましたが道端に1人のジジイが座っているのを見かけました。 そのジジイは70歳は越えてるように見えました。 とにかく誰が見てもジジイに見えるであろうことは確かでした。 そんなジジイが道端で何をしているのかと注目してみたその瞬間、天と地がひっくり返ったような衝撃を受けました。

ジジイがチョコモナカジャンボを食べていたのです。

そして、それは1度だけではなかったのです。 きっと同じ人なのでしょう。それからも何度か道端でチョコモナカジャンボジジイを見ました。

なぜ道端でジジイがチョコモナカジャンボを食べていた程度で衝撃を受けたのか自分自身でも全くわかりません。 ただその時の感情は本物であり、間違いなく自身の常識というものが打ち破られた瞬間でした。

それ以来というもの、隙さえあればコンビニでチョコモナカジャンボ買っては食べるようになってしまいました。 私の生活が変わってしまった瞬間でした。 そこにあるのはアウトロー的なものへの憧れなのか、あるいは欠伸を見て欠伸がしたくなるような現象なのかはさっぱりわかりません。

考察

別に不思議でもないこの出来事になぜ衝撃を受けたのか、自分なりに分析してみました。

ジジイとチョコモナカジャンボという組み合わせ

ジジイもチョコモナカジャンボ食べるんだ…
それが素直な感想でした。

でも、別に変なことはない。なんなら昔、祖父がチョコモナカジャンボを食べていたのを見た気もします。 実は足りない歯とチョコモナカジャンボは合うのかもしれません。 「モナカ」というワードだけ見れば、なんだか和風でジジイとマッチしている気もします。
なんて考えていると、この出来事はやはりなんてこともないように思えてきます。

でも、「チョコ」と「ジャンボ」は別にジジイって感じしないなあ。
かと言ってジジイが食べてそうなアイスはなんだと聞かれてもイマイチ思いつきません。

あずきバーはその固さを除けばジジイっぽいよね。入れ歯壊れちゃいそう。

いろいろ考えてみたけど、やっぱりチョコモナカジャンボ x ジジイ が一番面白いなぁと思ってしまう。
なんにでも言えることだけど「狙いすぎなネタ」って冷めてしまいます。 もしジジイが道端でメントスコーラをしていたら、最初は注目してしまうけど、次の瞬間はあえて目をそらし忘れるかもしれません。 チョコモナカジャンボという食べてそうで食べてないような絶妙なものが一番刺さったりします。

でも、バズるのは「メントスコーラジジイ」の方なんだろうなぁ・・・

ちょっと飛躍しますが、「ジジイがチョコモナカジャンボを食べる」みたいなアニメや映画って、なんだか好きだね。

外で座って食べるということ

外で何かを食べるというのは基本的にお行儀がよくないもので、見かけるとしたらコンビニ近くで「ホットスナック」や「カップ麺」とかでしょうか。 そういった一般的なシチュエーションから少し離れた「外でチョコモナカジャンボを座って食べる」というシチュエーションがツボにハマったのだろうか。

ただチョコモナカジャンボに関してはアイスの特性上、家まで持って帰る余裕がないという人がいそうです。 溶けて崩れたチョコモナカジャンボほど悲しいものはありません。 あのジジイも溶けるのが嫌であの行為に至ったのでしょうか?
ただ、思い返すとあの時のジジイのすぐ近くにコンビニがあったわけでもないし、座っていた場所も快適なベンチだったわけでもありません。 つまり、コンビニで買ってすぐ食べたかったのでもなく、近くの休めるところまで行って食べようとしていたのでもないのです。 家に帰るまで待ちきれないようにも見えませんでした。

となると、答えは絞られてきます。

ジジイは 「外でチョコモナカジャンボを食べたい」 という純粋な願望を叶えていたのです。

環境/状況/世間体といった様々な外部の要因によって「そうさせられた」のではなく、「そうした」のです。 世の中の自殺が、社会や経済や人間関係などといった要因に殺される"ある種の他殺"と言えるとすると、溶けないうちにコンビニ前で食べるチョコモナカジャンボや待ちきれないから仕方なく道で食べるチョコモナカジャンボは、チョコモナカジャンボではなく、チョコモナカジャンボと言えます。

そして、あの時のジジイが食べていたチョコモナカジャンボは、間違いなくチョコモナカジャンボでした。

↓ 下書きの時点で埋め込まれていたツイート。意図はわからない。

ジジイはなんだったのか

私の生活を一変させた、あのジジイはいわゆるインフルエンサーなのでしょうか?
いや、ただのジジイでしたね。

ただのジジイではありましたが、狙いすぎていない変わった行為をやりたいからやるってなかなかできないことです。 そのジジイもただチョコモナカジャンボを食べただけで、他人の生活を変えようとなんて思っていなかったでしょう。 でも、私はそのジジイから大いなる影響を受けたわけです。
どんな政治家の政策やどんな芸能人のCMもこのジジイに勝つことはできません。 そして、その気になれば誰でもこのジジイになれるでしょう。
ただし、家でチョコモナカジャンボを食べても世界は変わりません。

さぁ、外へ出てチョコモナカジャンボを食べよう。

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