魁!!男塾を見よう

魁!!男塾を見よう

最近、魁!!男塾にハマってます。
結論から言うと「今Amazon Primeでアニメ版が見られるから絶対見てくれよな」ってことです。

ちなみに風男塾とは関係ありませんよ。 (男塾について調べるようになったら、最近「風男塾」の広告出るようになっちゃったけど)

一応簡単にこの作品を紹介しておきましょう。 魁!!男塾とは1985~91年に連載されていた漫画です。 あらすじとしては「男塾というとんでもなく非常識な私塾の塾生たちが、命を燃やして男同士の戦いを繰り広げる」というものです。 初期はギャグで中盤終盤は完全にバトル漫画になるというジャンプの黄金パターンですね。

この記事では布教というより、ただ好きな所を挙げていくだけです。 また、ネタバレも気にせず書いちゃってるのでそれが困る人は読まないように… ただ個人的に男塾はネタバレがあっても楽しめる系の作品だとは思います。

いろいろ特徴を挙げていますが、基本的に漫画の方を前提です。 とはいえ、アニメの方とも共通の部分は多いと思います。

男塾のここが”男”

ずっと戦ってる

とにかく戦闘シーンが多く、その度に人が死んでいきます。だいたい死にます。敵も味方もメチャクチャ死にます。

そもそも男塾というのは名の通り私塾なのですが、実態として完全に軍隊のような感じです。 それくらい激しい戦いが続く男塾、基本的にどんな漫画もあるであろう緩急があまりありません。 普通戦いが終わったら平和な日常だったり、成長するための修業だったり、そういった場面が入りがちですよね。 例えば格闘漫画だとバキやドラゴンボールとかを想起する人が多いかもしれませんが、それらも思い返すと戦闘以外の場面も割と多く描写されているんですよね。

その点、男塾は男と男の戦いしか基本的に描かないので、ずっとずっとずっとずーっと戦闘シーンです。 そして、対戦相手は本気で殺しにきます。戦いが終わったらまた別の人同士で同じように戦いが始まります。 なので、一ページも見逃せない緊迫したストーリーを楽しみ続けることができます。

とはいえ、男塾の初期は以下のような比較的和気あいあいとした日常パートがあります

  • 熱した油風呂に入る
  • ヤクザの事務所を潰す
  • 生身でサファリパークに解き放たれる
  • 塾長が戦車で暴れる
  • 毒を飲んでその解毒剤の入ったボールでラグビーをする

などなど、初期の笑みがこぼれてしまうほのぼのエピソードも男塾の魅力です。

登場人物が魅力的

男塾は戦った相手が次の戦いで仲間になりがちです。 なので倍々ゲームのように仲間が増えます。 まぁ多少「こいつとこいつキャラ被ってね?」となることもあるのですが、非常に多種多様なキャラクターがいます。

私は鎮守直廊の三人がとても個性的で魅力に溢れているなと感じます。 鎮守直廊下の1人は「男とはなんぞや?命とはなんぞや?」といきなり尋ねてきますし、1人はコウモリを操りますし、もう1人は途中から「地獄の魔術師(ヘルズ・マジシャン)」と名乗り手品で戦い始めたりします。

そして、男塾塾生たちは仲間同士の絆や友情にも命を賭けているので、めちゃくちゃ熱い展開も入ってきます。 田沢と松尾という戦闘には加わらない塾生が他の塾生救うために崖から手を離して命を落とすところとか凄い好きですね。

他にも作中の最強格キャラがとてもおもしろいです。
そう、みなさんご存知の男塾塾長 江田島平八である。
まぁ、刃牙で言うと勇次郎ポジションですかね。 別格の別格という立ち位置なので実際に戦闘する場面は非常に少ないのですが、その短い間で異常な強さを見せつけてくれます。 銃で打たれても弾き返すくせに麻酔銃で眠るあたりも勇次郎感ありますね。(まぁ男塾の方が先なのですが)

あと、前項でも述べた通り戦闘シーンが多いので日常のやりとりが少ないんですね。 正直、男塾の日常の描写をもっと入れて欲しかったな〜って思います。 話が進むにつれて登場人物も増えるので、1人あたりの描写がどうしても少なくなってしまいがちです。 もっと田沢松尾の絡みを見たい!富樫と虎丸コンビもいいけど、富樫はもっと他の塾生や3号生と友情を深めて欲しい…などなどいろんな妄想、願望が渦巻きます。 そう、今の私なら当時の腐の方たちの気持ちがわかる気がします。

登場人物が死なない

えーっと、ここまで読んだ方にはもうしわけないのですが、最初の方に嘘をついてました。

とにかく戦闘シーンが多く、その度に人が死んでいきます。

ってところです。

「死」を「それ以降一切生きた状態で登場しない」という定義するならば、この作品は人が死ぬことは滅多にありません。 ただ、人が死ぬ場面はたくさんあります。

ん? となるかもしれませんが、要は死んでもその後にしれっと普通に登場します

一応なぜ生きているかの説明が入りますが、完全に致命傷を負っていても再登場してピンピンしています。

これってタブーというか、常識的に考えてやっちゃいけない展開だと思うんですよ。 とはいえ、そのキャラクターたちは魅力的で信頼できる人たちばかりなので、読者としてはやっぱりみんな生きていて欲しいんです。 だから、生きていても許せちゃうんだと思います。 じゃあ最初から死なせるなよ!って思うかもしれませんが、男同士の闘いは常に死を覚悟したものなのです。

とてつもなく卑怯で雑な手法かもしれませんが、実はこれってよくできているんじゃないかなって思います。 面白さの本質は「命を賭けた男同士の勝負」に置いて、それを同じキャラクターたちで繰返したい。そういった矛盾を成立させるために、実は死んでいなかったという展開にしてしまう。 まぁいいんじゃないでしょうか。嫌いじゃないです。

ワンパターン

「あっ、ついに口滑らせたな?悪口じゃん」 と思われるかもしれませんが、違います。

男塾は展開やセリフ、擬音などをパターン化することによって男塾の個性をより強固なものにしているのです。

男塾あるあるとして

  • 敵が奇怪な技を繰り出してきたら、味方になぜか詳しい人がいて「知っているのか?○○」と言う
  • その解説に合わせて毎度のように民明書房の文献から引用が長々と書き連ねらる
  • 味方が男気を見せると他の仲間が「そういう男よ」と褒める
  • 何か突拍子もないことや力技で物事を解決した時はだいたい「ぬんっ」というオノマトペが出てくる

などなど

ドンッがワンピースなら男塾はぬんっです。

個人的に田沢が「まっかせなさーい」って言うやつが好きです。 確か作中で2,3回くらいあったやつです。

こういった描写の積み重ねが男塾らしさが作り、強く記憶に刻まれているのです。
そして、こういった定型化されたものは真似したくなってしまいます。

そういう男よ…俺は

勉強になる

作中で主に拳法や歴史についての解説が入っているので、男塾を読むと様々な知識を身につけることができます。 しかも、男塾のすごいところはちゃんと出典を付けた上で、作中の物事を解説してくれるということです。 男塾では他で聞き慣れない「民明書房」という出版社の本をよく引用しており、日常で使っている言葉が実は武術が発祥であることを教えてくれます。 ここまでして作中の物事について根拠を示している作品は珍しく、作者の該博さには驚かされます。

みなさんはゴルフやラグビー、スカッシュといった競技が中国の武術が元だったなんて知ってましたか?
すごいですよね?

ただ1つ問題点を挙げるとしたら、引用されている本全て架空ってことですかね。

まだ続いている

魁!!男塾は全34巻のなかなか長編の漫画なのですが、それでも物足りない部分が多いです。最後の数巻が駆け足っていうのもありますが、やはりキャラクター数の割に描写が少ないのです。

でも安心してください、スピンオフが作られています 私は一部しか読んでいないので、まだまだこれからも男塾を楽しめます。
スピンオフは 大豪院邪鬼 伊達臣人 赤石剛次 と、主に強キャラたちのものがあります。 また、「紅!!女塾」といういわゆる性別を逆にさせた作品もあります(厳密に言うと孫娘の物語)。こっちは百合的にも楽しめますね。

正当な続編には「暁!!男塾」があり、そのまた続編には「極!!男塾」があります。
極!!の方の1話では魁で名コンビの田沢松尾が同じ老人ホームにいることが判明し尊さから気が動転してしまいましたね。 老人ホームに行くまでずっと2人は一緒だったのか、それとも老人ホームで再会したのかでまた全然変わってきますよね?そこらへんの関係性。

田沢松尾の話は置いといて… 極!!の方は完結しているのですが、今現在も真!!男塾が連載されています。 そう、キン肉マンと同じように懐かしいコンテンツではなく、今がまさに楽しいコンテンツなのです。 続編、スピンオフも一通り試し読みができるので是非↓
男塾シリーズ&スピンオフ作品|Webゴラク

なぜ今「魁!!男塾」なのか

この記事では男塾の特徴を挙げてきてますが、全て好きな部分とは限りませんし良い部分とも限りません。 ですが、私はその全てを受け入れた上で男塾って素晴らしいなと思います。

そして、ちょうど私が漫画版にハマっていた時期にある出来事が起きました。
それはAmazon Primeでの配信開始です!!
会員の方は是非男塾の門を叩いてみてください↓。
Amazon.co.jp: 魁!!男塾を観る | Prime Video
アニメ版はOPがとてもいいので最悪OPだけでも見てください。あと予告も。 あと29話は最後に特殊な演出入って素晴らしいです。

漫画の方は一時期Kindle Unlimitedで読めたのですが、今は読めないのでちょっとハードル高いかもしれませんね。お試しだけ読んであとは機会があれば是非。

と、全体的なことはある程度書きたいことは書けました
(この戦いのここが好き!みたいなことはまだまだ無限に書けますが…)

今さら男塾について紹介すべきなのか?そもそも本当に私は男塾が好きなのか? 書いているうちにわからなくなってきました。 ただ何かとてつもない力が私を突き動かして、この記事を書くに至らせたことは確かです。 そんな衝動を私から生み出させた魅力がきっと男塾には有るのだと思います。 そして、Amazon プライムでの公開開始がなければ、この長文を書くこともなかったでしょう。 縁ってやつを感じますね。

おわりだよー


追記(2019/2/18)
今日2019年2月18日、なんとebook japan(ばくおんのCMでおなじみ)で魁!!男塾が全巻無料公開されました。
4日間という短い期間ですが、まさに男塾を読み始めるチャンスです。
是非是非漫画の方も読んでみてください→ https://ebookjapan.yahoo.co.jp/free/content/121824/

かなりシンクロニシティじゃないですか?ブログ書いてすぐ無料化という奇跡。やはりこの衝動は正しかった。